おとのば

2019.12.27Bee side Sea side Que sideのこと

はじめに

先日、音楽文にこんな記事を投稿した。

http://ongakubun.com/archives/12146

ここに書いた文は、普段書いているライブレポとは違った視点で(言ってしまえば遠慮気味に)書いたものである。なので、この記事で少し補足をしようかなと思う。
とは言っても記憶はそこまで残ってないのだけど……

本編

MC

言葉そのままとはいかないが、こんなこと言ってたよ〜くらいのレポです。

・油断してきたからあまり近くで見ないでほしい。

・(鈴木と田淵が、ステージ上で打ち合わせを始めたので、)狭いから全部聞こえてるよ。(2人聞いてない)……って、誰も相手にしてくれない…

・CLUB Queは結成当初の憧れの場所。初めてワンマンやったのが2010年…(ファンがえぇ!?)ちょっと!!優しくしてよ!(何年か田淵に確認しながら話す、合ってる?とさっき、え!?と言ったファンに確認する。)

・CLUB Queは音に包まれるような感覚があって好きなので、イヤモニを付けてない。

・やっぱりCLUB Queでのライブは楽しいっすね!

総括すると、
全体的に、アットホームな緩い感じがあるMCだった。

曲、雰囲気など

1番初めに言いたいのが……
Bee side Sea sideツアーの特徴のひとつとして、「ノンフィクションコンパス」「シグナルABC」などの曲前のセッション、「I wanna believe、夜を行く」の歌い出しなど 、とにかく楽曲のアレンジが良かったというのが挙げられる。
しかしこの日は、そういったツアーで見られたアレンジはなくなった。ほとんどの曲が原曲に忠実な形で披露されている。例外は「セク×カラ×シソンズール」「スノウリバース」である。ツアーではこの2曲どちらも、曲終わりに間が空いていたが、今回は曲を締めずに、アウトロと次の曲を繋いでいた。


この日も、ステージの広さ関係なく田淵はステージ上を動き回る。時に斎藤、時に鈴木の近くに行き、そこでメンバーと顔を合わせて演奏し出すと、音が大きくなる。鈴木も田淵が目の前に来ると嬉しそうなのだが。
シュガーソングとビターステップで田淵が"蓋然性合理主義"の部分の指差しをファンに向けてやったため、場内からは悲鳴が。(いい方のね)

Catch up, latencyのイントロが流れた瞬間は、斎藤がラジオで「生きとったんか、われ……」なんて面白おかしく話してたが、ファンも同じくらいの感動を味わってたと思う。

1番の盛り上がりを見せたPhantom Jokeだが、初披露ということもあり、これから進化していくんだろうなという発展途上な感じ。とにかく速い、難しそう、高い、ドラムいつ休むの?、田淵はいつも通りですごい……
といった語彙力のない感想が頭の中を埋めていく。1番強く思ったのは、めちゃくちゃかっこいい!であったのは間違えない。
ちなみに、音楽番組で披露していた同曲は、ギターの音を足しているので、ライブverはまた違った聞こえ方になる。

ラジオでも話していたが、プログラムcontinuedで終わりだなと思わせるような締めをしてからのPhantom Jokeだったため、とんでもないサプライズを仕掛けられた気分だった。


余談だが、私がいた位置は、斎藤が顔を上げる度に目が合うという、前過ぎず後ろ過ぎずの程よい距離感を保った位置だった。こんなにライブで目が合うことはないというくらい何度も目が合った。そもそも斎藤自体が、しっかりファンの顔を見ている印象も受けた。

あとがき

このライブに行くことが出来たのは、奇跡だなと思う。斎藤がMCで15周年のデザートのような時間と述べたが、見に来ている私にとってもデザートのような感覚だった。普段のバチバチした攻めてる感覚よりも、緩くやっている印象の方が強かったので。

これを最後にアニバーサリーイヤーが終わり、またかっこいいロックバンドとしての活動が始まるわけだが、メンバーそれぞれが個々の活動をしているからこそ、進化したUNISON SQUARE GARDENの姿を見ることができると思う。そんな日が今から楽しみである。

2019.12.27 Bee-side Sea-side Que side
@CLUB Que(東京、下北沢)
リトルタイムストップ
セク×カラ×シソンズール
over driver
ピストルギャラクシー
MC
flat song
三日月の夜の真ん中
シグナルABC
サンタクロースは渋滞中
スノウリバース
ここで会ったがけもの道
MC
ラディアルナイトチェイサー
Catch up, latency
シュガーソングとビターステップ
プログラムcontinued(15th style)(最後の披露日)
Phantom Joke(初披露)