おとのば

fun time HOLIDAY ONLINEライブレポ

はじめに

ニゾン主催で延期が発表されたライブといえば、「fun time HOLIDAY8」だった。仕方がないと受け入れつつも、心の片隅では泣きたい気持ちやら寂しさやら、ぶつけようのない怒りとか…様々な感情がミックスジュース状態だったと思う。少なくとも私はね。
それが、満を持して、配信という形でこの度、実現することになった。そんな豪華な休日のちょっとしたライブレポというよりは感想文です。
この記事は、アーカイブが消えたタイミングで公開しているので、見落とした場面を回収したり、こんな場面あったなあと懐かしんだりするのに使っていただければと思う。

のんびりお休みを満喫しながらお読みくださいませ。

トーク場面については、言葉そのままというよりは、ポイントをまとめる形としています。長いので、目次から見たい個所に飛んでみてください。

fun time RADIO

その1、ユニゾン3人で編

出演:UNISON SQUARE GARDEN


3人の雑談と各バンドの紹介をする。
・しょくぱんくんを褒めるメンバー。とにかく紹介したい鈴木によると、綿の量を調整して、斎藤、田淵も絶賛のあのふわふわ感が実現したよう。
・サイトゥーノは斎藤宏介とは別人らしい。どうやら色気溢れるイタリア人。


・ラジオで来たお便りのその後ってわからないよね問題

【各出演バンドとの関係性】
東京スカパラダイスオーケストラ:事務所の先輩。「貴雄に捧げます」問題。いい指輪ってどこで買えばいいの?、どうやって茂木さんの指のサイズを測ればいいの?
フレデリック:新世代感あっていい(田淵足振り回しながら)多くのお客さんに届けつつ、ロックバンドしている。
パスピエ:田淵が一番付き合い長い。アルバム出すたびに新しいことをどんどん模索している。田淵から見て輝いている、みんなに知ってほしい、同世代の中でも頼もしい。
BIGMAMA:パスで(斎藤)、歳も一緒で友達、気心知っている。高2で初めて一緒にライブする。極秘だけど、真央ちゃんが糖質制限している。その真央ちゃんに八天堂のクリームパンをあげる鈴木。
9㎜ Parabellum Bullet:活動年数が一緒。お互いトリビュート参加し合う。多くのバンドに愛されてる、世代のヒーロー、バンド界でもヒーロー。時代を切り開いた存在。
a flood of circle:10時に入ってきてからずっと楽屋で酒飲むか悩んでいる。飲めばいいのに、逆に飲まないって何かあるのかな?飲み放題ではないことに落ち込んでいたらしい。ステージがロックンロール。
THE BACK HORN:高校時代にコピーバンドしていた人たち。ライブにも行っていた。バンドをやっている流れで対バンさせていただくことになった不思議な関係。後輩にも分け隔てない方、バンドから愛されるバンド。ライブ大好き人間であり、ロックバンドはいつまでもライブばっかりやっていていいんだと思わせてくれる。
UNISON SQUARE GARDEN:人参おいしそう!!!人参はチャーハンに入れたい、皮むき嫌い、人参は皮ごと食べられる。チャーハンって卵先か後か問題。オチケンさんがボケに乗ってしまって収拾不可能。

その2、鈴木、斎藤と出演バンドによるフリップトーク

前半出演:三原康̪司(フレデリック)、茂木欣一東京スカパラダイスオーケストラ)、鈴木貴雄
茂木がライブにて、鈴木とのLINEのやり取りを明かす。明日の挨拶を鈴木に送ったところ、「惚れてまうやろ」と返事があったとのこと。そのエピソードの後、「貴雄君に捧げます」と言ってから曲が始まり、ユニゾントークにて指輪を用意した方がいいという話になったことに触れる。結果、ドラムは大きな指輪だという流れになっていた。
・ステージ構成が対面のため、前バンドのライブが見れる形。フレデリックが目の前で踊りながら見てくれていた。
・コメントのバリエーションが「目にあれ」しかない鈴木

トークテーマ:バンドマンあるある】
三原:ポケットにピック
茂木:間違ってない人を睨む
鈴木:日本全国行ってるけど、あくまでツアーで旅行ではないので、その県のことあんま知らない。

トークテーマ:自分を動物に例えると】
三原:ヤモリ
茂木:カピバラ
鈴木:ビーバー
カピバラとビーバーって近いし、結婚しましょうか?という流れになる。

後半出演者:成田ハネダパスピエ)、柿沼広也(BIGMAMA)、斎藤宏介
・バンド紹介がパスされてたから、ライブもパスされるのかな?と思った柿沼。ナタリーの記事ひどかったね(笑)

・あえてトリビュートでやった曲ではなく「ライドオンタイム」をやるBIGMAMA。ユニゾンファンが見ているところで何ができるか、いじってもらえるくらいの仲であることについて話していた。

トークテーマ:はじめて作った曲のタイトルは?】
成田:クラシック風ピアノ曲
柿沼:Precious
斎藤:無題

トークテーマ:自分を乗り物に例えるなら?】
成田:ロードローラー
柿沼:ファルコン
斎藤:スケボー

【最近、成長したなって思えること】
成田:自炊の腕(料理)→レバニラを作ったとのこと。
柿沼:ルービックキューブ
斎藤:流行をチェック →流行ってるものには理由がある、指ハートやる

ひらめ🐠「ポケットからきゅんです!」

その3、田淵とライブを語ろう編

出演者:菅原卓郎(9mm Parabellum Bullet)、佐々木亮介(a flood of circle)、田淵智也
・トリビュートしてもらった曲のリハを聴いて、「あっ、今日そういう日か!」と思う田淵
・立て続けにやる形がいいから、フェスはこれをパクればいい
・スイッチャーの人たちが楽しそう
・仲間が近くにいるライブっていいな(佐々木:今日一番いい場所で「新しい光」が聞けてるな)
・9㎜のトリビュートアルバムがよかった。
・4月から配信やりたいと思ってたけど、外出れないから諦め。元に戻ったら楽しいけど、それまでの間何もしなくていいのか?心が死んでしまわないか。
・生のライブの代替品ではなく、新しい面白いものをという位置づけ。
・佐々木がしょくぱんくんを抱く、菅原ver、佐々木ver、スカパラverのしょくぱんくん作ればいいんじゃない?
・緊張で喋ってる場合ではない田淵

その4、メンバーいないところでユニゾンを語ろう編

出演者:金井政人(BIGMAMA)、菅波栄純THE BACK HORN
・とりあえず座っていればいいと言われた金井
・悪口言わないようにしなきゃ。
・高校生の頃、ユニゾンがまだ全然ユニゾンしてなかった、スクエアしてなかった頃から見ている。
・ほやほやの栄純
・ラジオの声はセッティングしている側でもちゃんとした音量で聞こえる。田淵のこのライブにかける思いを聴いて気合いが入った栄純
・一方、気合い入れたかったのに毎回紹介してもらえないBIGMAMA
・(菅波)ユニゾンが出てきたときに、先輩としては「やめてくれよ」と思った。ユニゾンはその時のロックバンド好きが聞きたい正解を出してしまった。しかも、それを自分たちができないことで、ゲームチェンジされてしまった感じがあった。
・いまだに菅波の隣で話してるのが嘘くさい金井
・自分たちを元々好きでいてくれるファンの人たちにしか届ける機会がなかったから、他のファンに届ける有意義な機会を作ってくれたユニゾン
・ユニゾンファンに向けて「あなたたちが好きなバンドは仲間たちからもすごく愛されてるし、リスペクトされてるから間違いないよ」
・朝早い斎藤宏介がリハで高い声をセーブしている姿に感動

ライブレポ

Invisible Sensation

絵の具なし、いきなり斎藤が抜かれた状態で高らかにスタートする。
Aメロで田淵が斎藤の後ろに来て戻るタイミングで斎藤が田淵をチラ見。もう既にメンバーが楽しんでいる。
鈴木の表情がかなり柔らかく、その表情で2番Bメロでは斎藤、田淵を交互に見ている姿には頼もしさも感じる。
「生きてほしい」という歌詞がこのライブにおけるゲストバンドへの思いなのかもしれない。

さよならサマータイムマシン

間髪開けずにたかおのシンバル打ちで始まる。「メンバー的にはそうでもないけどファン人気高し」と昨年のツアーのU-sideコーナーで言っていたのをふと思い出す。夏の終わりというちょうどいいタイミングでこの曲を聞くのはなんだかだ初めてだなと思った。
サビ頭の”さよなら” が今までで1番強かった。そして、サビ最後のエコーが毎度いい具合にかかっていた。
間奏中のワンツーのカメラワークがカッコイイ。全体的にMVを連想させるようなカメラワークだったなと言う印象を受けた。

アウトロ長めからの…

Phantom Joke

2020年最も演奏されている曲。今までは、ライブの後半にやることが多く、ボーカルが辛そうだったが、今回は固まってきた感じがした。
この曲が始まった途端、田淵の動きが激しくなる。休みなくドラムを叩く鈴木から笑顔が出るようになったのが何よりも大きい。
”この空の先を見たい”でエコーがかかるアレンジ。
落ちサビでは斎藤に白いライトが当たる。パッと見、白黒映像にも見えるような色味だった。

一瞬暗転
セッションほどでは無いがコードでギター、ドラムの音が響く。
音の余韻を残しつつ、斎藤は水飲みながら鈴木と軽く打ち合わせをしていた。

ラクリカルカレ

”なんか完全に疼き出した” でカメラに思いっきり近寄り、大きい口で口パクする田淵。
2番頭のライドオンの巻舌がとにかくかっこよかった。途中、鈴木と田淵で向き合う場面あり。
35歳のカラクリカルカレは尖りに尖ってたけど、大人の余裕も少々伺える良さがあった。

世界はファンシー

きました新曲!!!イントロの田淵のにゃんこポーズは、ずるさしかなかった。
2番のちょろいシリーズは、田淵が斎藤の真横に来ていたので、斎藤が田淵に訴えてる感じで歌っていた。
MVで鈴木がバケツを被り、バケツをスティックで叩いている部分、ライブでは直に頭を叩いていた。HAPPYの横目遣いはずるい。ファンは普通にHAPPYだと思う。本人にHAPPYさはなかったけど。
落ちサビにて上着脱ぐ鈴木、いよいよライブも後半戦なんだなって感じる。ラスサビでは一瞬立ち上がっていた。
この曲は初披露なのに、安定感半端なかった。

kid,I like quartet

はじめましてこんにちは。
1番Aメロでどこかへ行ってしまう田淵と、それ見て歌声に笑いが混ざる斎藤。引いてみる映像だと田淵がカメラマンと混ざってるときがあった。
とにかく田淵を見て笑いすぎな斎藤、ベースのヘッドでビオラさんに向けて打つ仕草をする田淵、”Can you see"でカメラ目線でスティック回しする鈴木。それぞれの形で楽しんでいるのが画面から伝わってきた。

シュガーソングとビターステップ

曲を通して、ミラーボールを使った照明が綺麗だった。
イントロとアウトロでオチケンさんとコラボしていた。
歌が始まると客席の階段を上る田淵、場所を自由に贅沢に使っている。蓋然性合理主義ポーズはカメラに向かってやっていた。
間奏中に斎藤の足元に正座する田淵、それに気づいた斎藤は田淵に向けて演奏し、最後エフェクターのここ押してって指示する。びっくりした田淵だが、結局斎藤自身が押していた。
”生きてく理由を映し出せ”のサビで鈴木田淵向き合う。
最後の歌詞はオチケンさんがかっこよく言ってくれた。
そして、カメラが引いて、コーストをどのように使っていたかが分かる画となった。

メモ
斎藤→広島シャツ(ピアノシャツ)
鈴木→チケットとセットだったTシャツ

あとがき

ということで、あっという間の5時間が幕を締めた。正直、丸々5時間画面にかじりついて見ることはできなかったのだが、要所要所に笑うポイント、音楽っていいなと思うポイントがあって、歌詞通り”生きてる理由”そのものになった。幸福感は画面の向こうにいる方々の表情を見れば、存分に伝わってくる。
次のライブは久しぶりの生のライブとなる。配信は配信でしかできないやり方があるが、やはり生で見るライブにはほかに変えようがない良さがあるので、その両者を経験できた2,020年は貴重なのかもしれないなと、夏が途切れた今思う。


2020.09.19 fun time HOLIDAY ONLINE
@東京 新木場STUDIO COAST
Invisible Sensation
・さよならサマータイムマシン
・Phantom Joke
・カラクリカルカレ
・世界はファンシー
・kid,I like quartet
シュガーソングとビターステップ