おとのば

LIVE(in the)HOUSE2ライブレポ

はじめに

涼しい夜がやっていた今日この頃。私にとっては夏の終わりを告げるような一大イベント「LIVE(in the)HOUSE2」がやってきた。
前回と大きく変わった今回のライブを例のごとくレポとしてまとめていきたいと思う。

よかったら、前回のライブレポも合わせて読んでみてください。
usg-0v0.hatenablog.com

ライブレポ

絵の具が流れた後、時計が映る。そこには20:02と表示されていた。この時計がこの後、大事な役割を果たすことになるとは思いもしなかった。

気付いたら画面には斎藤がいた。ギター持ち、そのままアンプのスイッチを入れる。これらの動作がかなり至近距離で見られるカメラアングルとなっていた。前回の「箱庭ロック・ショー」のアングルの評判がよかったから実現したのだろうか?そんなことを思っているうちに、斎藤がエフェクター押して絵の具をブチって切る。

マスターボリューム

カメラアングルがMVをイメージしたものになっていた。ギターを持つところからが演出の始まりだった。
どのアングルもとにかく近い、揺れている。
この曲を聴きたくて仕方がなかった私はこの上ない喜びを味わった。

MIDNIGHT JUNGLE

この曲の頭ではっきりするが、3人の距離が近いし向き合ってる。普通のライブではできないフォーメーションだ。「春が来てぼくら」の初回限定版についているスタジオライブを思い出させる。
”もったいない”というコーラスの鈴木の低音が心地よく響き渡っていた。
さらに、テキーラでオーバーなくらいな巻舌を披露する斎藤は、ラスサビ前のもったいないと繰り返すところでは「もったいなぁーい」と伸ばすことも。

fake town baby

間髪開けずに歌い始める。
あの狭いスペースでも田淵が良く動くし、”どこまでが本当で”のところで両手を思いっきり上げるのは普段のライブ通り。アカペラ部分はガッツリマイクを掴む斎藤だったが、その指にはピックが挟まれていた。
どうやら頭3曲をかっこいい激しい曲で固めて来たようだ。

UNISON SQUARE GARDENです!」とカメラをチラ見しながら名乗る。
曲間は田淵の手元が終始映されている。

「今日もMCなし!」そう言い放ち、すぐに歌い始める。

フライデイノベルス

2018年12月ぶりとなるこの曲。
落ちサビは斎藤にスポットライト当たる。
終始、田淵は首を左右に振りながらニコニコとしていた。
曲終わりにカポ取る動きのスマートさも見どころのひとつ。

ライトフライト

音源がかなり昔だから、かなり洗練されたように感じる。かなり大人なライトフライトという印象だ。
ギターがない部分があり、好きな方が多いイヤモニ触る仕草も多く見られる。
アウトロで斎藤田淵が向き合い演奏する場面もあり、生で見るライブが恋しくなる。

サンポサキマイライフ

なんだかメドレーみたくずっと音が繋がってる。この休む間もない流れ、ユニゾンは化け物だなと改めて思わされる。
お客さんがいなく、リズム隊2人のハイッが響き渡る。
斎藤にじわじわと近づく田淵。しかし表情1つ変えない斎藤だった。
そのときの鈴木は見守るかのような優しい笑顔。
2サビ後の間奏では田淵が片足を高く上げていた。よく見る風景。
そして、ここぞいう場面(ギターソロ)で斎藤の手元を映すカメラアングル素晴らしかった。
スタッフさんにヘッドホン付けてもらう鈴木もアップで映る。

like coffeeのおまじない

頭は、
やっぱり?(Get leady?) in the HOUSE!like coffee!!
だった。
”自慢気に彼が見せるsmall small door”で斎藤が田淵を見る(田淵はうさぎじゃないぞ)
2番に入ると、田淵が斎藤の目の前に立ち、やや下から見上げる。
2番サビでは「それはまるで…big bang!」でスティック打ちをする鈴木。その後もアレンジは続く。
「僕の世界に君が現れたこと」の辺りで田淵が鈴木の近くに来たからか、ドラムが音源と少々違った。
最後に”恋が始まるかも”と3回繰り返すところの2回目をリズム隊で歌っていた。久しぶりに聴くから今までもそうしていたのか、記憶にない。

23:25

ここで1度音が途切れる。ここまでノンストップで演奏していたということになる。
突如映し出された時計に”23:25”と表示されているという粋な演出がされた。ライブ前に時計が映し出された伏線をここで回収する。
曲中には、アップの田淵越しに斎藤というアングルが実現。3人向き合うという構図でライブすることが普段はないからレアだろう。
ここ最近のライブでもそうだったが、2サビ前からドラム手数多くなるのが、この曲の見どころだと思う。
ベースソロを下からのアングルで見るのは非常にかっこいいし、この曲のギターソロで初めて斎藤の笑顔を見た。基本クールな表情でいることが多い今日。
ラスサビで田淵が蹴りを入れる→鈴木立ち上がる→スティック打ち この曲は本当に楽しいと思わされる瞬間だった。
アウトロで田淵が斎藤に近づく→斎藤が笑顔でじわじわ逃げる。そうこうしていたら、曲が終わるころには通常時の斎藤、田淵と位置が逆になっていた。それくらいこじんまりとしたスペースで今日はやっている。


暗転し、斎藤の水飲みがドアップで映る。
そのままアコギに持ち変える。田淵もベースを別のものに持ち変える。THE KEBABSで使っているのと色味が似ているが別物。

静かにギターを弾き始める。そして途中でベースにバトンタッチ。ベースの音も優しい。
今までによく見ていたセッションとは違った優しい、夕方を想像できそうなセッションだった。

ぼくたちのしっぱい

鈴木のスティック打ちで始まる。同時にステージ上にたくさんのキャンドルが灯る。
この曲は、サビとそれ以外で強弱が大きく変わるところ聴きどころ。優しい声と力強い声を両方聴ける。
カメラアングルはこの曲も大事なところでベースの指元をアップで映すという大活躍ぶりだった。

チャイルドフッド・スーパーノヴァ

ワンツーワンツスリーという田淵のカウントで始まる。
まさかのアコースティックアレンジだった。このアレンジならではのアコギ本体を叩いて音を出す場面は味があったし、細かく叩くそのしぐさが若干、おねだりするちびっ子の描写を表してるようにも見える。
1番の見どころである笛は、涼しい顔で吹き、ブンって軽めに笛をとり歌い始める。

暗転し、ギター持ち替える。
茶のレスポールが登場。ライブで見るのは、私自身は初めてだった。

未完成デイジー

イントロにて青いライトが斎藤に当たる。次第に他のメンバーにも。
サビのベースが心地よい。普段使っているギター、ベースではないからか、音の丸みがいつも以上に強調されている気がする。
曲が終わってから、少し上を見つめてふぅっと息をつく田淵。この曲は、田淵にとってもとても大事な曲だったと思う。

ドラムソロ~セッション

暗転し、ギターをATELIER Zに持ち替える。そして、キャンドルをふぅって消す斎藤。
それを合図にドラムソロが始まる。鈴木の足元も映る。
ソロのあと、一度完全に音を止めてからセッションに入る。
鈴木が指揮をするように手をブンブン振る。そして、ソロやってる田淵や斎藤の方を見ながら笑みを浮かべる鈴木、ユニゾンの音は彼によって支えられてるのがわかる場面だった。

マイノリティ・リポート

この曲を真っ直ぐ前を見つめながら歌う斎藤にはなんか引き込まれる。彼の目力には歌詞の説得力を強める力がある。
サビで斎藤と田淵が全然違うことを歌っていて、その瞬間の斎藤の目がとにかく鋭かった。その眼差しの先には田淵がいた。

何かが変わりそう

間髪入れずに曲が始まる。
1番Aメロにてイヤモニ触る仕草がドアップで映される。
2サビ後の囁くようなリズム隊のコーラスのあとに入る”不意に響く誰かの声~”の斎藤のボーカルの力強さ。両者のギャップがたまらない。アカペラのユニゾン”涙がこぼれそうな夜だ”がこの曲の一番好きな部分でもある。
この曲に関してはリズム隊のマイクもう少し大きくても良いと思った。
アウトロでカポ付けてすぐさま…

10%roll,10%romance

1番のAメロで歌いながら笑ってしまった斎藤。その後も田淵の動きを目で追って笑ってる。だが、この後歌えないくらいの事件が起こるなんてこのときは誰も想像つかなかっただろう。
サビで左のイヤモニを外す。イヤモニを外すと、いよいよライブも終わりかな…と寂しくなる自分がいる。
2番になると、大きな口を開けながら田淵がカメラに近寄ってきた。

Catch up. latency

イントロのギターをミスっていて本人も苦笑いしてた。
2番”応答せよ”で田淵が指さすのを後ろから見られるカメラアングル。
間奏で田淵と鈴木が向き合いながら演奏していた。その後のギターソロでは、笑顔の斎藤と半分寝転がりながらベース弾く田淵という映像。
ヘクトパスカル忠実に低きに流れけり”の歌に合わせてスティック打ちする鈴木の笑顔も素敵だった。

crazy birthday

本日一番の事件曲。とにかくいろいろとぶっとんでいたのでその一部始終を…。
鈴木の巻舌から曲が始まる。ステージ前方で腕をブンブン回す田淵は通常営業。それらを見たからかいい笑顔の斎藤だった。
所々入る鈴木の巻舌の数々。
2番サビ前の”なくなくなくない”のギターは音源と違った。
Oh!say!ばかー!!!という感じだった。
ばかの後、駆け足で斎藤の方へ行き、ギターソロでギターにかなり顔近づける田淵だった。からの斎藤のマイクスタンドを持ち上げて誰も歌えない。そんなことに焦る様子もない斎藤はさすが慣れている。
ラスサビは酷い。自分のマイクを斎藤真横にセッティング。そこからマイクを低くし、自分の体制も低くしていく。そんな姿を見て、斎藤は歌えなくなることが何度もあった。最終的には斎藤の目の前で寝転がりながら田淵は歌ってた。”白目で見るお前の顔こそが全然笑えるぞ”で、斎藤と田淵がお互いを指さしていた。果たしてこれが本当に”大正解 なんだか今日は大正解”なのだろうか…
最後のセリフは原曲と同じ「おしまい!」のみ。意外とライブでこれは初めてでは?

オーケストラを観にいこう

あれだけふざけ倒したあとに歌う曲がこれって……。ちゃんと真面目モードに戻ってるのもなんかおかしかった。
オレンジの照明が綺麗だった。途中から紫になる感じは夕方から夜になるような感覚。
ラストのシンバルでステージ暗転という演出は、「MODE MOOD MODE」のツアーと同じで、あのころが蘇ってくる。

暗転して、お知らせが表示される。
9月19日(土)に「fun time HOLIDAY ONLINE」を実施するとのことだった。

画面がライブ会場に戻って斎藤の「おまけ!」という言葉を合図に曲が始まる。

Phantom Joke

回数を重ねてきてこの曲の精度がどんどん上がってきていることにびっくりする。
”華麗に舞って”という歌詞を合図に照明が華やかになる。
ギターのみのサビは斎藤に白いライトが当たる。ここの部分のライトは毎ライブ違うのも見どころ。



斎藤→札幌シャツ
鈴木→ミミガヒ―
田淵→よく着ている黒Tシャツ

あとがき

今回は本当にMCがなかった。まるでフェスのよう…。
そして、31位から70位という中間位のセットリストだったというのもあり、物好きのためのライブ感が前回にも増して強かったように思う。
私自身も特に好きだと感じる曲が多かった。これが生で聴けていたら…というくやしさもありつつ、こんな世の中でなければ演奏されていなかった曲も多々あっただろうから、これはこれでよかったのだろうと思う。
ライブが終わってもまた次が用意されている。なんて幸せなのだろうか…

2020.08.22「LIVE(in the)HOUSE2」
マスターボリューム
MIDNIGHT JUNGLE
fake town baby
フライデイノベルス
ライトフライト
サンポサキマイライフ
like coffeeのおまじない
23:25
ぼくたちのしっぱい
チャイルドフッド・スーパーノヴァ
未完成デイジー
ドラムソロ~セッション
マイノリティ・リポート
何かが変わりそう
10%roll,10%romance
Catch up. latency
crazy birthday
オーケストラを観にいこう

EN.Phantom Joke