おとのば

2.13 MelodiX!Fesレポ

はじめに


会場近くで見た夕日が綺麗だったのでおすそ分けです。

ついに2020年のUNISON SQUARE GARDENが始まった。この前、シークレットゲストをやってたから、彼らにとっては2度目のライブだと思うが、ユニゾンファンにとっての最初はこの日だと思ってもよいだろう。

ということで、今年最初のユニゾンのライブレポです。どうぞ。

ライブレポ

君の瞳に恋してない

多幸感溢れるスタートとなった。
所々、鈴木や田淵を見ては笑顔になる斎藤を見て、本当に目の前にUNISON SQUARE GARDENがいるんだ、3人で音楽やってるのだと実感して感動する。
1サビが終わって大きな歓声。フロアでは、久しぶりに見るユニゾンへの喜びが溢れる。
ギターソロでは上手側の前に出る斎藤。最初こそ険しい顔をしていたのだけど、段々表情が緩む。

Phantom Joke

今年の定番曲となるであろうこの曲。12月に聴いた時よりも、3人それぞれの演奏に余裕が少し出てきているように感じた。
今回は、自分の位置から鈴木の全身が見られたため、Phantom Jokeの激しいドラムの一部始終を見ることが出来た。手の動きもさることながら、足がとにかく忙しそう。特に、両足同時に動くやつ。歩くのと同様、左右ズレたタイミングで動くなら少し楽だったと思う。これは本当にやればやる程痩せてしまうだろう。
恐らくこの曲だと思うのだが、間奏で鈴木が急に立ち上がる(すぐ座ったけど)から何かと思ったら、田淵がドラムセットの近くに座ってた。なるほど。やはり鈴木のボルテージが上がる瞬間というのは、メンバーが近くに来た時だ。田淵は鈴木を見ながらベース弾いてたし、鈴木もまた田淵を見ていた。
激しいドラムに何かを感じた斎藤も、ドラムの方をチラッと見ては笑顔になる。
ギターのみのサビは、MVと違い、赤い照明で照らされる。これもまた色気がダダ漏れ

斎藤:「あ、UNISON SQUARE GARDENです!最後までよろしくー!」
という挨拶を挟んで次の曲へ。

春が来てぼくら

田淵の1オクターブ高いハモリが非常に綺麗だった。
そのハモリの直前までステージ上をウロウロしてたとは思えない余裕っぷり。
この曲のドラムは欲しいところにピタッとハマってて気持ちいい。一つ一つ丁寧に、でもダイナミックに叩く鈴木の姿を見られて、自分が求めていたのはこれだ!というなんとも言えない気持ちになる。
にしても……
この日から東京は暖かくなったのだが、そういう絶妙なタイミングで聴く「春が来てぼくら」は感慨深い。

ライドオンタイム

低めのコードをジャーンと鳴らす。この時点では次の曲が何だか予測できない。すると、

レディースアンドジェントルマン ライドオンタイム!!

の斎藤の声が聞こえるじゃないか……。思わず、「えーーーーー!!!!!」なんて声が漏れてしまった。
熱心にユニゾンを追いかけてる人くらいしか喜ばないであろうこの曲なのに、この日1番の盛り上がりを見せていた。
もちろん誰よりも楽しんでいるのはメンバーであり、特に鈴木は、2サビ辺りからドラムの手数が多くなる。でも、1つだけ思ったのは、鈴木のマイクのボリュームはもう少し大きくてもよかったということ……

天国と地獄

冒頭の「天国と地獄」というセリフ前のフレーズを2回ずつ繰り返し。今までの天国と地獄とは若干違う形となっていた。(もしかしたらCDJが近いかも)
いつも通り、田淵が勢いよく上手に来たが、転びそうになっていて見ているこちらが焦る。上手側のカメラマンさんもびっくりしてた。(このカメラマンさんは後のKEYTALKにて、小野が近づいてきたり、カメラを揺すられたりでなかなか大変そうだった。最後にしっかり謝罪していたから、小野の人の良さが溢れていたが……)
転びそうになっても、おっとっと…と体制を整えて下手に向かって飛んでいく。
1Aで鈴木が勢いよく上着を脱ぎ、上に投げる。この感じ!久しぶり!!(お気づきかと思うが、私は久しぶりのユニゾンに感動しまくっている)
"on the drumsのclever shots!"の部分だが、ここ最近、原曲に忠実だったのが、この日は手数多いソロとなる。

斎藤:「ラストッ」

シュガーソングとビターステップ

1Aの斎藤の手の動きだが、XIIXを経てるからか、柔らかくなった気がする。そして、平和という言葉のところで、軽くフロアに手を向けていた(気がする)。そんな姿を見ていることこそが平和だなと感じる。
2Aで田淵が上手に来る。2列目で見ていた私は、あまりの近さにびっくりしてしまったのだが、そんなことを余所に、満面の笑みを向けてくる。髪を切って、表情がはっきりと見えるようになった田淵、音の楽しさを惜しみなく出してくる。
2サビで、鈴木が片手でドラムを叩きながら、Tシャツを前から被ろうとするも上手く被れず、後ろから被り、カオナシみたいになっていた。
間奏で、顔が隠れるように被ろうとするも失敗。年が明けても、鈴木の遊び心が変わらずにいたことも嬉しさを感じた瞬間だった。
"生きてく理由をそこに映し出せ"で、田淵が鈴木の所に行ったので、田淵は頭をブンブン振るし、鈴木は立ち上がるわで、リズム隊が激しかった。

最後は、
斎藤:「バイバイッ」
の言葉を合図に、3人がステージを後にする。
鈴木はステージセットの、天井からぶら下がっているシャンデリアみたいな照明の中に入ってから去る。

備忘録

斎藤:白地に青のシャツ、腕まくりいつもより1回多い気がする。
田淵:髪切った。前髪めっちゃ短い、今年も赤いベースを使用。
鈴木:ピザTシャツ、紫陽花色っぽい上着、お髭がスッキリしていた。バスドラも通常verに戻る。

出番は1番目
時間にして35分といったところだ。

さいごに

3人が3人で音を鳴らすということにこんなにも感動するとは思わなかった。
それぞれの活動や趣味があるし、プライベートも一緒に過ごす程の仲では無いかもしれないが、ステージに立ってる時の3人の絆とか信頼関係とかは揺るぎないものだなと、メンバーの表情を見ていて思った。
15周年が終わり、普通のロックバンドに戻った彼らだが、かっこいいことは昨年から変わらない。特別なことをするでもなく、"自分たちの音楽を演奏する"という行為そのもので魅了してくるから、このバンドは唯一無二の存在なのかもしれない。

2020年のセトリはこちら。
usg-0v0.hatenablog.com


2020.02.13 MelodiX!Fes.@ 豊洲PIT
・君の瞳に恋してない
・Phantom Joke
・春が来てぼくら
・ライドオンタイム
・天国と地獄
シュガーソングとビターステップ